個展が終わりました。
皆様、ありがとうございました。

会場では日々いろいろなことが起こる。

お客さんは誉めてくださるが 本当はどう思ってるの?
と 後ろから、そっと聞き耳を立ててみたりする。
この男性は「モチーフ多すぎ」と。



個展の最中は お昼を食べる間がない。
お菓子をつまみ食いしているといえばしているけれど。

以前 個展をした伊勢丹では 控え室も無く1日立っていたら、友人が

「なにも食べてないんでしょ?地下でなんか買ってくる」

と階段を猛ダッシュで降りていき まもなく戻ってきた。
朦朧としていた私を階段の踊り場に呼び寄せ

「私が目隠しになって立ってるから ここで早く食べちゃって!」
と有名中華飯店の袋を差し出した。

嬉しすぎて 泣く寸前だった。

彼女は走って買ってきてくれたらしく、まだ息が上がってて ほっぺは真っ赤で もう 抱き締めたくなった。

「本当に ありがとう」
といいながら 袋に手を突っ込むと中から あれ?
かっちかちの肉まんとあんまんが出てきた。

彼女を見ると「お礼なんかいいよ、早く食べちゃいな(*´-`)」という顔をしていた。

「これ、蒸してないよ 冷凍に近いよ」
と言えず 夢中で二個食べた 。ちょっと、喉が詰まった。

個展に彼女が来てくれてふと 思い出し 吹き出しそうになった。
3年経ったし、そろそろ「あの肉まんさぁ」と告白しようかと思う。


会場で描きました



お客さんに混ざって時々生徒さんがお見えになる。

接客しながら、遠くに女性の生徒さんを見つけ

「あ、服部さんだ、ご挨拶をしたいな」と思いながら目で追っていたところ

少し離れたところにいる 他のクラスの男性の生徒さんにそっと目配せをしているのを偶然見てしまった。

うわっ 今の何?すごい瞬間見ちゃった・・・

私は昔から「内緒で付き合ってるカップル」に気づくタイプだった。

本にサインをしながら、そのことで頭がいっぱいになり 目で追っていたら 別々に見ていたのに、二人は徐々に寄り添って、他のお客さんに隠れながら 並んでそっと消えていった。

すごく上品な生徒さんなのに…これは生徒さん同士の…ふり…
いや、いけない 見なかったことにしよう。

一日が終わり お客様が書いてくださった芳名帳をめくっていたら、二人の名があった。
同じ住所で連名だった。えっ?どういうこと?

あれ…夫婦(゜д゜)? そういえば同じ名字じゃん、って なんで気づかなかったんだろう、
つか、言ってよ!!ご夫婦だったなんて 五年間知りませんでした。
一日中、妄想をしていたわたしはどうかしている。




友達の個展に行っても事件は起こる。
画廊に入って行ったら、奥の方に 年配の女性が座っていた。

そして私の方を見て「きれいな人が入ってきたわ」と言った。
見回しても私しかいない、でも私じゃないだろうと思って聞こえなかったふりをして絵を見ていた。

観ながら ご婦人に近寄ったところでまた「あなた、本当に綺麗ね」と言われた。
もう、無視できない近さで、本当に褒められたことのないわたしは棒立ちになってしまっていたら、奥から友人が出てきて私の腕をぐっと引張り隅の方に連れて行き

「あまな(わたしの呼び名)ごめん!ほんとにごめんね!うちの母ボケちゃってるのよ、
 ホントに許して、ごめん!」と謝ってきた。

内心 めちゃテンション上がってたのに…
「あんたを許したくないよ」と思った。



個展では沢山のお花もいただきました。感謝しております。
テレビ朝日の社屋にTBSラジオのお花が堂々と飾られていました。面白かったです。

もうすぐ次の季節がやってきますね。

毎日 小さなよいことが ありますように。

 

 

 

2014/05/14

 

 

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