私は人物を描くのが大好きです。

人物をデッサンするのが好き、というよりは、自分のイメージと目の前の人間を紙の中でmixさせる、妄想を具体化させる行為が楽しいのです。


ずっと使い続けている鳥の子の和紙に、いろいろな素材を貼り付けながら描いています。

四年前個展に出した、友人カンマニさんの絵を、昨年また描き足して再度飾りました。

 

28匹の象

 

アシュインのいたずら

 

   
  アシュインくん  



気に入らなかったから…のではなく、彼女にお子さんが出来たので、アシュインくんも絵の中に入れたらどんな風になるかなと想像したら、描かずにいられなくなったのでした。

元の絵は、カンマニさんが布に象の判子を押しているもので“28匹の象”というタイトルでしたが、描き足した絵は“アシュインのいたずら”に変更しました。

やっぱ 子供はやんちゃです。絵の中に入ったら絶対いたずらするだろうなと。


あと何人描き足すことになるのかな?



drawingをしながら

「この絵は、何を使って描くのが一番面白いか?」

と考え、デッサン道具や水彩に拘らずいろいろなものを使って描いています。


鉛筆のタッチの代わりにホチキス(鉛筆より硬質で素材感があり同一性がある)、鏡、ボタン、時計 何でもありです。

 

 

   
  "TORERO"(部分)  

 

 

 

   
  昼 (部分)  

 



以前、個展にきた若い女の子達が 絵の前で

「ウケるー デコ絵じゃん!」

と言ってました、デコ絵、上等(笑)

 

 


腕時計は動き、時を刻んでいます。



コンセントをデッサンにくっつけようと、どれにしようかなとお店で悩んでいたら、見かねた店員に声を掛けられ、あれこれ質問され、本当のことを言えずに困りました。

 


個展で展示した際、美術館のスタッフも悪ふざけをしてドライヤーを差していました、電気通ってませんよ(笑)



そんな中今回、水彩だけで素材感を出してみようとも思い、海の底に息づく真珠の女を描いてみました。

一言で言うと 怖楽しかったです。

 

 

   
  夢の底(部分)  

 



綺麗ですねー水彩らしいですねーとは決して言われない絵ですし、そんなものは目指していません。


私のやりたいことを、鋭い勘としなやかな感性で受けとめ、「休んだら真珠の形が変わるから、私、頑張れるだけ頑張れるから、早く描いて!」と言って一時間も休まずこのポーズで立ち続けてくれたモデルさん。

モデル魂を見ました、泣けてきました。
絵描きがモデルを描く…のでなくevenの共同作業です。


ありがとう、一緒に狂ってくれて(笑)。

彼女との作業は、今後も続きます。


この作品は、3月30日から有楽町アートフォーラムで開かれる東京アートフェアに出品します。 >>>

 

 

 

2012/03/14


 

 

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