この前夕御飯のあと、ソファにゆるく座りテレビをつけたら、 ちょうど“女の人の首に何者かの両手が忍び寄るシーン”が映し出されました。いわゆる“火サス”、火曜サスペンス劇場でした。

普段まったく観ることはないのですが、 この“両手が忍び寄るシーン”には ぞっとし、と同時に何故か「首に手をかけられるって一体どんな気持ちなんだろう…触れる手は冷たいのかな、生暖かいのかな」と興味がわいてきました。それで、部屋の奥の方で何かしていた主人に 、


「ねぇねぇこっちに来て!ちょっと首絞める真似してみて(笑) でも怖いから絶対チカラ入れないでよ、ちょっとでもダメだからね、約束だよ!」

と言ったら 「わかった」と声がしたので、すぐ来るかと思って緊張して構えていたのに、全然来る気配がなく「何してるのー?早くしてよ、怖いんだからさ」と急かしたら遠くの方から、

「適当なヒモがないよ〜」と言うので本当に焦りました(涙)

先日 主人の同僚に会う機会があり 主人のことを優しいとか温厚だと誉めちぎるので “火サス事件"の話をして「適当なヒモがないって言うんですよぉ!」と訴えたら 普通に

「あら、ネクタイがあるじゃない」

と言われ 腰を抜かしそうになりました。

私がおかしいのか周りが変なのかわかりません…。


火サス繋がりのお話をもうひとつ。

これを言ったら たぶん水彩堂の皆さんに怒られるかもしれないのですが…

まもなく 私の描いた「人形と百合を描く」のDVD第三弾が水彩堂さんから発売になります。

 

試写会風景

 

先日、編集室でスタッフと試写会をしたのですが…

これが また“火サス"なんです(笑)。

 




DVDのスタートは毎回、紙の上に絵の具が広がるイメージ的な映像からはじまります。

今までの二枚のDVDもそれぞれプロのミュージシャンの方に音楽をお願いし、爽やかな音と共に絵の具が広がり、みずみずしい印象を醸し出していました。

今回は雰囲気を変えて、数々のミュージシャンとコラボしている太田惠資氏によるエスニックで官能的なヴァイオリン演奏がバックに流れ、そこに絵の具がじわーっと広がる、というところから始まります。

しかも絵の具は、赤。

画面はアンティークドールの映像に変わり、ヴァイオリンがさらに激しく奏でる…

 




…怖い。


私が思わずつぶやいてしまったら みんなも心の中で そう思っていたらしく だれかが

「火サスだ…」

と言い出しました。
あげくの果てには

「永山さんが犯人っぽい」。



赤く広がる絵の具がぴったりすぎるのかなと、結局青っぽい色に変えましたが、今回は今までと違い、かなりドラマチックです。

人形の説明では目が画面一杯にアップになるのですが、試写の小さな画面で見ても怖かったので、スクリーンでご覧いただく方には「泣かないでね」と。

もちろん絵は真面目に必死で泣きそうになりながら描きましたが、プロデューサー笠井さん曰く「コンセプトはエンターテイメント。ただのハウツー物なら僕がプロデュースしなくてもいいでしょう。」
たしかに。

この「人形と百合を描く」は10月23日〜11月5日まで渋谷のシアターNで劇場公開される予定です。現在も第二弾の「果物と紫陽花を描く」が上映中ですが、なんとYahooの映画欄で「超珍品映画」として紹介されています(^-^;
わー。

私がふざけて怖いなどと、一生懸命製作してくださったスタッフの足を引っ張るようなお話をして申し訳ないなあと思いつつ、いろんな意味でエンターテイメント性の高いDVDになりました。
水彩堂スタッフによるDVD制作日誌も是非ご覧ください。

長くなりました。ごめんなさい。

 


☆新しいバージョンの動画です

 

 

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