「カリンはガラスの馬車にのる」

 個展が始まりました。前回の会場は広かったので、普段描いているモチーフを持ち込みセットして絵を描いていました。それが思いの外リラックスでき、楽しくてたまらず夢中で何枚も描いてしまいました。

今回はお行儀よく画廊にいるだけなので、最初のうちはおもちゃをなくした子供のような落ち着きの無さで、スタッフにちょっかいを出したりして困らせていました。そんな時、額縁に入った絵を眺めると、描いた時のことがよみがえってきて「うまくいかなくて破りかけたけど、踏張ってみてよかったな」とか「よくあんな泥酔状態で描いたもんだ」とか呆れたりしています。

チェコの絵をみると、やはり描いていた風景や、贅沢な時間を思い出しながらも「あ、そうだ、この時亀虫がたくさん落ちてきて騒いで、筆洗の水入れをひっくりかえしたんだった」と今まで忘れていたことがふと蘇ってきておかしくなります。

今回出品している「カリンはガラスの馬車にのる」を描いているときに、めずらしくデジカメに収めました。



2007.12.10

 

 

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