絵のそばから離れたくない

 今回の個展はお話をいただいて、用意をしはじめたのが年明け。半年でどれだけ仕事ができるか自分を試してみよう!と思いました。両親も元気で何も心配事のない今なら、思う存分(と言いつつお教室は休めない)描けると思いお引き受けしたのですが 会場のあまりの大きさにプレッシャーを感じ、この半年はさながら受験生のようでした。楽しいことをする時に必ず感じる“今こんなに楽しんじゃっていいのかな感”を絶えず持ちつつ、友人の芝居やダンス観賞を楽しんでいました。観おわるといつも焦燥感とジェラシーに苛まれ、「次は私がいっぱい表現する番だからね!」とパワーをもらう日々でした。

六月に入ると、アトリエそばのビジネスホテルに泊まることが多くなりました。理由は「絵のそばから離れたくない」です。20代の頃アトリエ兼寝室で描きまくった後、片付けて寝床を作りそこで眠りに就くのが最高の幸せでした。絵に取り憑かれているうちは、とにかく傍にいたくて離れたくないのです。今回久々にその感じが甦りました。人物はそんな思いの中で描きました。


 展覧会が始まり緊張の連続ですが、時々会場に組んだモチーフの前に座り絵を描いています。すごーく不思議なのですが、どんなに緊張していても疲れていても、描き始めるとまるでプールの中で仰向けに浮いているようにゆったりとして力が抜け 絵のこと以外考えられなくなります。超リラックス。やっぱ絵描きは絵描くのが一番体にいいんだなーと実感しました。あと一週間描きます。どうぞお近くにお越しの際はぜひお立寄りください。

2007.7.9

 

 

BACK