好きな水彩

 私が好きな水彩は、エミール・ノルデ(Emil Nolde)。色に酔いしれています。 また、油絵の下絵用に描かれたバルテュスやセザンヌの水彩も好きです。 1色1色に「その行く先」が感じられ、可能性に満ちています。

 日本の作品を挙げると、だんぜん浦上玉堂の国宝「凍雲篩雪図」です。 よく、絵の前で動けなくなるとか、雷にうたれたようになったとかいう話を聞きます。 そんな体験一度もないと思っていましたが、この絵の前で私は涙が止まりませんでした。 やっぱり「国の宝」と納得し、力のみなぎるような、脱力してしまったような、歩いている実感の無いまま帰路についたのを覚えています。

2004.11.01

 

 

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